先日、松島みどり衆議院議員、墨田区議会自由民主党・無所属の先生方とともに、上野賢一郎厚生労働大臣へ、「重複受診による処方薬の横流しを防ぐため」の要望書を提出しました。
この要望は、佐藤篤前議長のお声掛けで、墨田区薬剤師会、福田はるみ幹事長をはじめとする区議団の先生方とともに取り組んできたものです。当日は、墨田区薬剤師会の浅尾一夫会長をはじめ、薬剤師会の皆様にもご同行いただきました。
きっかけは、墨田区薬剤師会との勉強会で伺った現場の深刻な実態でした。
本来であれば年間365錠程度が適正とされる向精神薬を、自治体をまたいで複数の医療機関を受診することで、年間8,000錠以上処方されていた事例も確認されています。
こうした薬が不正に転売され、オーバードーズや犯罪など、社会問題につながるケースも懸念されています。また、不正な保険診療は医療保険財政にも大きな影響を与えます。
一方で、現場の医師や薬剤師は、不審に感じても診療や調剤を断ることが難しく、制度上の課題も多く残されています。
そこで、国に対し、次の3点を要望しました。
① 医師および薬剤師が、診療、処方、調剤を拒否または留保する正当事由の解釈を明確にし、通知してほしい。
② 本人の同意の有無にかかわらず、重複受診者に対して保険給付制限を行った際、医療機関や薬局がそれを把握できるよう、オンライン資格確認システムを改修してほしい。
③ 資格確認書を使い重複受診を繰り返す者に対し、自治体の裁量で資格確認書の有効期間を短期に設定し、来庁による対面指導ができるよう、国から保険者へ通達してほしい。
今後も、現場の声を国や東京都へ届け、安心して医療を受けられる環境づくりと、不正防止に向けた制度改善に取り組んでまいります。